市民活動団体「ふるさと大垣おもてなし隊」の代表の松井典子さんが紹介します。
☆団体の概要を紹介ください
私たちの会は、大垣を訪れる観光客の皆さんや、大垣市民の方に、大垣の歴史や文化を楽しく知っていただきたいとの思いから発足しました。
師匠の演技に感動したのがきっかけで、腹話術人形を作るところからスタート、玉すだれに徐々になじんで5年の歳月になります。市民対象では、高齢者施設や地域の行事、幼稚園・保育園や子ども会などに呼んでいただいています。手品を披露したり、大垣を題材とした腹話術人形による寸劇や、大垣の観光名所を紹介する『大垣無双玉すだれ』等をご覧いただいたり体験したりして交流しています。
☆活動していて楽しいことは何ですか?
見ていただいた皆さんに、「楽しかったよ、ありがとう」と喜んでいただけることです。
また、お邪魔した中には、「また来年も来てね」「前の時の写真、集会所に飾ってあるよ」など、その後も温かい交流が続いているところもあります。
皆さんに笑顔を届けたい、楽しいひとときを過ごしていただきたいと思って始めたことが、逆に、喜んでいただけることで、私たちも心豊かになりとても幸せを感じています。皆さんからかけていただく言葉が、「もっと上手になりたい」という原動力にもなっています。
☆活動で何か困っていることはありませんか?
コロナ禍で、発表する機会が大幅に減ったことです。コロナ前は、むすびの地記念館の広場や駅前通りで開催されるイベントにも出演させていただきましたが、また再開できるといいですね。また、コロナ禍で、マスクを着け距離をとるというのが、腹話術や玉すだれの演技では支障を来しています。主催者の了解をいただければ、口元が見えるよう、フェイスシールドを着けて行っています。一日も早くマスクのない生活が戻ればいいですね。
☆これからどんな活動をしていきたいですか?
訪問先が、ご高齢の方から乳幼児まで年齢に幅があるので、そのグループの興味関心に合わせて、出し物を柔軟に用意できるといいですね。そのためには、日々のトレーニングが大切!引き続きチーム力と創作力のアップを目指し、より多くの人に「楽しい!」を届ける活動を展開していきたいと思っています。
★レポーターより一言
“ふるさとよいとこ発信隊”と言うか大垣の良いところを、日本の伝統芸能にのせて発信していくボランティア団体です。メンバーの何人かは「ふるさと大垣案内の会」(ボランティア団体)のメンバーと兼ねており、題材は豊富に準備されています。言葉だけで伝えるのでなく寸劇、腹話術、南京玉すだれも駆使して、子供から大人まで楽しませ知ってもらおうとする意欲は素晴らしいものがあります。今後、学校、様々な施設での出演が期待されます。