今回ご紹介するのは「一宮市市民活動支援センター」です。(1月19日訪問)
こちらは昨年11月1日に一宮駅ビル「i-ビル」の3階に設けられ、10年を迎えた施設です。「一宮市」と「NPO法人志民連いちのみや」の公設民営で市民活動を応援しています。
センターを訪れると、左手にスタッフの事務室と受付コーナー、右手に作業室コーナー、そこにはコピー機、印刷機をはじめ、紙折り機、裁断機、ぺージセッター、大判プリンターと市民活動業務に欠かせないひと通りのものが揃えてあります。
さらに奥に進むと左手にテーブル4脚のフリースペイス、右手には30人収容の会議室2部屋、18人収容の小会議室1部屋、さらに奥には貸事務所が設置されている素晴らしい施設です。(イラスト挿入)部屋の利用料金はうれしいことに登録団体は無料です。現在登録団体は約510団体、年間センター利用人数が約11,000人(令和3年度)とのことでした。センターは駅中に一宮市図書館、子育て支援センターを含む複合的施設です。集客の仕組み作りもされていて、施設間の相乗利用効果もあり、利便性の高さは抜群でしょう。しかしながら、コロナの影響から利用人数、利用件数が戻らず、コロナとともに団体活動も低調であることが悩みとのことでした。
一宮市民活動支援センターの特色
支援センター業務の一環として相談業務がある。多様な市民活動団体の課題や相談ニーズに応えられるように、「専門相談員」と「地域相談員」を配置している。専門相談員は、高次の中間支援団体から各分野で専門技能を持つ相談員が相談事を受ける。地域相談員は、地域に密着し、諸団体と密接な関係性を築いてきたNPO等が相談を受ける。また、今までの支援センター業務の中、経験とスキルを身につけたスタッフも相談を受ける体制をとっている。専門相談員と地域相談員の1年間で受ける相談件数は令和3年度で110件程度あったとのことでした。
また、市民活動支援センターの運営について検討し、意見を具申するとともに、情報を共有し、今後の一宮の市民活動と支援のあり方を協議する「ありよう検討委員会」を設置している。支援センターに関わるあらゆる分野のメンバー(市民団体、行政、相談員、講座講師等)が構成している組織でした。